禁煙の成功体験談(1)
2009年 07月 02日
私は、この7年間一切喫煙をしておりませんが、禁煙するまでは1日2箱(当時はセーラムピアニッシモでした)を喫煙するというヘビースモーカー・チェーンスモーカーでした。
経済的にも苦しくなるし(小遣いの半分以上はタバコ代で消えていました)、日常生活の中でも数多くの制約が加わってくるなど不自由を感じ始めていました。
健康増進法の施行以来、喫煙者の社会的制約はさらに強くなっていることを考えると禁煙は今の時代の流れに沿った無理のないライフスタイルなのかもしれません。
以下では7年前の私の禁煙体験を記載いたしますが、ここ数年で禁煙を取り巻く環境も著しい変化を遂げているかもしれません。
もし内容が古いようでしたらこのエッセンスである医学の領域と文化の領域からのアプローチという意図だけでも汲み取っていただければと思います。
当時の私は、自分自身の喫煙習慣に困惑をしていましたが、禁煙をする意欲まではなく喫煙を繰り返す毎日を過ごしていました。
ある日、会社の健康管理室から「禁煙教室希望者の募集」という通知が届きました。
いつもの私なら読み飛ばしてしまう記事ですが、そのときだけは禁煙の記事に目がとまりました。
今から思うと、禁煙に成功したからその記事が明瞭に思い出されるだけのことかもしれません。
実際に禁煙に失敗した記憶や印象はほとんど残っていませんから。
しかしながら、そうはいっても禁煙への意欲の高まりと成功するかもしれないという期待をそのとき強く抱いたことは間違いのない事実です。
縁というのでしょうか、何か流れに導かれるようなことを感じたということです。
まもなく禁煙教室が開講されました。
基調では奈良女子大教授(当時)で禁煙外来を開設されていた高橋裕子先生の講演がありました。
高橋先生は当時からインターネット禁煙マラソンを主催されるほか、禁煙に関する著書も豊富で、禁煙外来の第一人者であったと記憶しております。
この講演でも禁煙の方法について科学的かつ合理的な解説を聞かせていただきました。
要旨はただ我慢して禁煙するのではなく、ニコチンパッチから少量のニコチンを摂取し禁断症状を緩和させながら、ニコチンを体内から除いていくという医学の説明でした。
そして、当時アメリカで数多くの成功事例があることを報告されていました。
もうひとつの要旨は、習慣としての喫煙、つまり個人の文化の問題をどのように解決するかということであったと思います。
これは、私の解釈が多く入るため私の考えになるのかもしれませんが、文化の問題とは、言うまでもなく医学の領域そのものではありません。
自分の行動をいかに自覚するかということであり、私の言葉では哲学の領域に関わる問題といえるのかもしれません。
自分の文化や習慣を自覚するということの重要性については、禁煙においても低カロリーダイエットにおいても同じ原理にあると言えそうです。
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