正倉院一般公開と奈良町樫舎(かしや)の氷

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本日(9月23日)は、特別公開の正倉院正倉整備工事(主催;宮内庁正倉院事務所)の見学に行ってきました。

正倉院の宝物が、春と秋に国立奈良博物館で一般公開されることはあっても、正倉(宝庫)そのものが一般公開されることはとても珍しいことのようです。

従って、今回の経験はとても貴重といえるのかもしれません。

これが、有名な正倉の校倉(あぜくら)です。
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現説によれば、校倉には教科書で教わったような、正倉内外の湿度調節をする機能はないとのことです。
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また、奈良時代にはその造形から「甲倉」と呼ばれていたらしく、その後「甲」と音が同じ「校」の字があてられて、校倉(あぜくら)と表記されるようになったとのことです。
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屋根瓦は、すべて撤去されていました。
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使用できる天平時代の瓦は、今後も正倉の屋根に葺かれるとのことです。
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ところで、上記の正倉院正倉やその宝物が宮内庁の管理であることは周知のことと思われます。

しかしながら、正倉院正倉が国宝(正倉周辺地域は史跡)に指定されていて、さらに世界遺産「古都奈良の文化財」の登録対象になっていたということを、果たしてどのくらいの方がご存知でしょうか。

恥ずかしながら、私は今回見学するまで、この事実を全く知りませんでした。

正倉は1997年に国宝(正倉周辺地域は史跡)に指定され、その翌年(1998)には正倉と正倉周辺地域が世界遺産「古都奈良の文化財」に登録されています。

このことについて、奈良の公式ガイドブックである(社)奈良市観光協会公式ホームページを探してみたのですが、残念ながら、東大寺に関する説明はあるものの、正倉が世界遺産の登録対象になっているとの説明はどこにも見当たりません。

また、文化庁の文化遺産オンラインにも、同様、かような記載はないように思われます。

従って、そもそも正倉が世界遺産であることを知らないため、私のように「古都奈良の文化財」はすべて制覇したと勘違いしてる人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

また、たとえ正倉が世界遺産であるという知識があっても、実物の正倉は真近で見ていない(外溝や柵越しの見学は可能ですが。)という世界遺産マニアの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

いずれにせよ、なんだか少し残念な気がします。

この他にも、いまだ宮内庁が管理している多くの遺産であって、学術的には国宝や特別史跡に指定できる極めて貴重な文化遺産も多く存在していると思われます。

やがて、これらの文化遺産が、今回の正倉と同様に、国宝(特別史跡)指定⇒世界遺産登録という迂回した方法を採ることによって、広く国民に公開される日が来ることになるのかもしれません。

ただし、私たちの次の世代のことになるのかもしれませんが・・・。
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では、今回のかき氷は、奈良町にある「樫舎(かしや)の氷」です。
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樫舎(かしや)は、元興寺近くの奈良町情報館のちょうど向い側にあたります。

店の中はというと、町屋造り風の狭い部屋があり、その奥の狭い階段を上がった2階が喫茶室になっています。
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とても、急な階段です。
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2階は、4畳半くらいの広さです。
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ご覧のような修二会(お水取り)のときに使用される松明も展示されていました。

店の方によれば、そもそも樫舎(かしや)が奉納した松明を修二会で使用した後、奉納先の二月堂から下賜されたということのようです。

修二会の松明が間近で見られるのは、とても貴重なことではないでしょうか。
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それでは、メニューです。
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かき氷の「氷」の削りはやや粗く感じましたが、むろん違和感まではありません。

寒天と餡が器の底の方に並べられいて、大きめの白玉が氷の上の方に乗っています。
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抹茶シロップは甘すぎることなく、適量のシロップが氷全体に振り掛けられ、とてもなじんだ感じがします。
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かき氷で1050円という値段は、少し高いといえるかもしれません。

また、味は抹茶のみということもあり、リピーターが足しげく通う店ということではないのかもしれません。

ただ、樫舎の氷は、細部にまでこだわった、繊細で上品な逸品であることだけは間違いないようです。

今年の氷は、9月末とのことですので、ご賞味されたい方は少々お急ぎください。

場所:奈良市中院町22-3
電話:0742-22-8899

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by kokokara-message | 2012-09-23 21:46 | おいしいかき氷