トリックスター(1)

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皆さんは、悪意や悪事についての予感がしたということはないでしょうか。

それは、必ずしも自分自身に向けられたものとは限りません。

周りの誰かに向けられたものかもしれませんし、そもそも誰に向けられたのか、はっきりとしないものであるのかもしれません。

何かよくないことが起こるかもしれないという予感や予期は、自分を取り巻く環境の変化、つまり、秩序が崩れてしまうことへの不安の表われといえるのではないでしょうか。

そして、それは今ある秩序を改変してしまうような、トリックスターの出現を意味しているといえるのではないでしょうか。

では、トリックスターとは、一体誰のことでしょうか。

一時、六本木ヒルズの寵児であった頃のホリエモンが、経済界の人たちからはトリックスターと呼ばれていたことがあったようです。

また、少しローカルな話になりますが、時代を先取りしているかのような某知事の言動などは、やがてトリックスターと呼ばれることになってしまうのかもしれません。

トリックスターとは、一般に子どもとされています。

これは、生物学的な意味における子どもということではなく、たとえ社会的地位を築いているような場合でも、精神的にはまだ未成熟ということであれば、やはり子どもということになってしまうのではないでしょうか。

そして、精神的に未成熟な子どもの示す行為行動の特徴とは、幼児的万能感と自己顕示欲ということができそうです。

たとえが古くなってしまいますが、ウルトラマンや仮面ライダーなどは、私たちの子どもの頃のヒーローであり、まさに子どもの幼児的万能感と自己顕示欲を象徴するような存在といえました。

ただ、このようなフィクションやファンタジーの世界観を、もし自分の生きている現実の中にそのまま適用することになったとしたら、さて、どうなってしまうのでしょうか。

おそらく、現実の中の秩序は大きく乱れ、周りは混乱することになってしまうと思われます。

また、子どもの未成熟(幼児的万能感と自己顕示欲)が、時折子どもの持つ個性(才能)として社会から評価されることがあるようです。

一風変わった芸能人や芸術家などの言動が、一時的にせよ社会から賞賛されるという例は珍しいことではないと思われます。

しかしながら、子どもが採る幼児的万能感と自己顕示欲とは、そもそも他者(社会)とのつながりを築くうえではあまりにも高い障壁となっているということができそうです。

今ある秩序を乱し、周りをかく乱するという意味から、ネガティブな評価がなされてしまうということが多いのではないでしょうか。

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by kokokara-message | 2010-10-25 22:14 | 我流心理学